「お麩」と聞いて思い描くのはどれでしょうか?
カサカサした「焼麩」ですか?つるん!とした「生麩」でしょうか?
そもそも「お麩」は、中国から禅僧たちによって伝えられたと言われています。
京都では、いわゆる京料理や鍋物などの食材として定番になっています。
特に彩りも鮮やかで美しくかたどった花や毬の形が、何とも言えず愛らしいものですね。
「お麩」は、「豆腐」や「湯葉」などと同じ頃に広まって行きましたが、「茶の湯の会」などで利用されたことから、色鮮やかに、優雅にと変化していったようです。
小麦粉(強力粉)に水(塩水の場合もある)を加えて練ることから「お麩」づくりが始まります。
よく練ってお団子状にしたものに、さらに水を加えて行きながら練って行きます。
そう、水の中でもみ洗いするように・・・とでも言いましょうか。
やがて水が白濁してきますが、これはデンプンが流れ出たものだそうですよ。
やがて塊として残ったものが、今回の主役「グルテン」なのです!
このグルテンに、餅米粉を足して練ったものを茹でたり蒸したりしたものが「生麩」と呼ばれるのです。
ですから、あのつるん♪とした口当たりと食感なのですね。
ちなみにカサカサとして渇いた「焼麩」は、グルテンに小麦粉を加えて練ったものを焼いて作られます。
生麩をスライスして刺身風に食べたり、黒蜜をかけてスイーツ風にすることもできます。
また、黒蜜ときなこもわらび餅感覚で美味しいですね。
洋風にしたかったらアイスクリームを添えたり、さらにジャムなどを添えるのも楽しい味になります。
シンプルな「生麩」を手に入れたら、いろいろとアレンジを楽しむことができますが、京都の生麩関連のお取り寄せと言えば、何といっても「生麩まんじゅう」です。
旅行に行かれた際に、召し上がった方は多いことと思います。
生麩の中に餡を入れて丸め、笹でくるんだ和菓子です。
独特の色は、以外や青のりを練り込んでいるそうで、笹の香りを開いて一口食べるとほんのり礒の香りがするというわけです。
つるん♪とした喉ごしが清涼感を与えるので、暑い夏に喜ばれますが、生ものですからお店によっては、ネット通販をしていないところも有ります。
けれど人気商品の「麩まんじゅう」。物流の進んだ現在は、クール便でお届けするようになりました。
それでも賞味期限は三日ほど、届いたらすぐに召し上がるようにしてくださいね。
あっ、それからお目当てのお店がネットになかったら、電話してみるのも方法。
お取り寄せはしていないけれど、お願いすれば送ってくれるお店もあるようですよ。
